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Sassを使うなら、Compassも一緒に使おう!
前回はCodaでSassを使う方法を説明しました。Sassだけでも充分便利なんですが、あわせてCompassを使うとさらに劇的にCSS管理が楽になります。
Compassとは?
SassはCSSの編集機能を拡張するものでしたが、Compassはそれをさらに拡張してくれるフレームワークです。CSS3やリセットCSS、文字サイズ調整、レイアウトなどのモジュールが用意されていて、@includeで簡単に呼び出せます。なんと、CSS Spriteの自動作成もできちゃいます(まだやったことないけど)。
Compassのインストール
ターミナルから以下のコマンドを入力するだけでOKです。
sudo gem install compass
(のはずだったんだけど、エラーが出たのでこちらを参考にしてxcodeのcommand line toolsをインストールしたら無事にインストールできました)
Compassの使い方
新規プロジェクトの作成
ターミナルで次のコマンドを入力するだけ。
compass create 新規プロジェクト名
すると新規プロジェクトのフォルダが作成されます。
その中に設定ファイル(config.rb)、Sass、CSSが入っています。IE用(ie.scss)、印刷用(print.scss)は不要なら削除してしまってOKです。screen.scssを編集します。
Compassをインポートする
Compassのさまざまな機能を使うには、scssにcompassをインポートします。
@import "compass";
この1行でCompassの基本モジュールが読み込まれます。ベンダープレフィックスやクロスブラウザ対応、clearfixなどのmixinが利用できます。
@import "compass/reset";
この1行を追加すればリセットCSSも読み込まれます。なんて、便利なんでしょう!
WatchコマンドでCSSを自動的に書き出す
ターミナルから次のコマンドを入力します。
compass watch
Watchコマンドを使うと、scssファイルを監視して、変更があったら(保存するだけで)自動的にCSSを書き出すことができます。ただし、常時ターミナルを立ち上げておく必要があります。監視の終了は「Control」+「c」です。
Compassの使用例
.radius {
@include border-radius(10px);
}
めんどくさいベンダープレフィックスですが、Compassに用意されたmixinなら、上のように書いてscssファイルを保存するだけで…
.radius {
-moz-border-radius: 10px;
-webkit-border-radius: 10px;
border-radius: 10px;
}
上のような形に展開されます!簡単!便利!ミスも減ります。